市民活動・地域づくり支援者 戦略共有会議2016 in 岡山 二日目午後の部

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Naoya Nishihara

二日目午後の様子

5月16-18日にゆうあいセンターにて行われた「市民活動・地域づくり支援者 戦略共有会議2016 in 岡山」に参加しました。

二日目の5月17日の午後は「小規模多機能自治推進ネットワーク・中国ブロック会議」というテーマと、オプション企画として「小規模多機能自治推進研修(ソシオマネジメントの解説)」がありました。
このセッションでは主に
・市町村行政におけるコミュニティや地域政策担当者
・小地域単位でのコミュニティにおける課題解決の支援者
の方が対象でした。
概要としては、小規模多機能自治ネットワークに参加する中国5県の自治体による会議と小規模多機能自治について学ぶ研修というものでした。

メイン企画のほうではNW会議事務局様より、平成27年度の小規模多機能自治ネットワークの会議のまとめに関する話がありました。

東北/関東/信越/北陸/東海/近畿/四国/中国/九州のそれぞれのブロックに関する組織体制や拠点施設、財政支援や人的支援などの概要の説明をしていただきました。
また概要で説明していただいた現状に対する課題や対応策に関するデータについてもまとめてくださっており大変参考になるお話でした。

特に組織体制に関する問題点はまだまだ多いようで様々な課題とその対応策が多く挙がっていました。
人材育成、人的支援、財政支援なども非常に重要ではありますが、組織体制を確立することが急務であることが再度認識させられる時間でありました。



オプション企画では「小規模多機能自治推進研修」としてIIHOEが発行しているソシオマネジメントの解説を川北さんよりしていただきました。
(ソシオ・マネジメント第3号「小規模多機能自治~総働で人「交」密度を高める」http://blog.canpan.info/npomanagement/archive/222)

ここまでの研修にも出てきた事例紹介やデータの扱い方に関して詳しい説明をしていただきました。中でもデータのとり方やその意味などについての詳しい解説はとても勉強になりました。
また、この解説の後に参加者から様々な質問が挙がったのですが挙げられた質問や意見にすべて丁寧に回答していただきました。一つ参考までに紹介します。

(質問内容)自治会に若者がコミットすることが大事だということはわかっているのだが自治会に入ってくれる若者は少なく、なかなか入ってくれない。地域の活動にぜひ参加してほしい。どうすればよいか?
(回答)
若者の安心感の創出のための活動や、おしゃれ感を出すと若者は地域活動に参加しやすくなる。
また、大学のある地域では特に一人暮らしの学生が多く、その場合は大家さんが自治会費の代行を行っているのが現状なので大家さんに対して啓発していくことが必須。
若者に関して言えば、地域の中に一人で行って知り合いを増やせる店(居酒屋やバーなどの飲食店)をマップにまとめてみる活動を行ってみてはどうだろうか?
これは地域内の若者同士お互いのセーフティーネットを作り安心感の創出に繋がることが期待できる活動です。サードプレイス/セーフティーネット作成を地域活動に盛り込んでみてもいいのではないでしょうか?

(なお上記の文言は大幅に変えていますのでご了承ください)


地域の未来を見据えるための地域のデータ分析、そして横のつながり縦のつながり斜めのつながりを意識することで地域としてのまとまりが出てその地域にいることに安心感を持ち、行政や支援団体によるきめ細やかなサポートがあれば小規模多機能自治の実現はそう難しいことではないと思いました。


持続可能な地域/社会の実現に向けて自分自身何ができるのかを考えさせられました。




ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回は「市民活動・地域づくり支援者 戦略共有会議2016 in 岡山」の3日目の午前の部について書きます!
引き続きよろしくお願いいたします!!

二日目午前の部   三日目午前の部

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