去る11月24日(日)、美作市作東総合支所隣のバレンタインプラザにて開催された「濱家さんの目からうろこの地域活性化講演と地域活動発表会」に参加してきましたので、簡単ながらご報告をさせていただきます。
【講演「日本列島ここがド真ん中!美作じゃー!」】
講師:濱家 輝夫氏(倉敷芸術科学大学教授)
フリーアナウンサーとしてもおなじみの講師ですが、そのお話しは軽快さやユーモア以上に「岡山県民・美作市民であることの誇りと自信」に関する内容が印象に残るものでした。以下、部分的に抜粋しております。
・(地域おこし協力隊の若者を例に挙げて)若い人を許容しよう。異文化を恐れたり、警戒してはいけない。
・その土地の「風土」は風の人(よそから来た人)と土の人(もとからいる人)との交わりによって深まる。交わりが「文(あや)」をつくり、「文」化となる。
・お互いに表情を確認しながら話しをする機会が減っている。話しをしない、会わないから「文(あや)」が構成されない。なお、ただ「話す」のではなく、自分自身を伝える(「語る」)ことが重要となる。
・田舎という言葉のネガティブなイメージは払しょくされ、豊かさを象徴する言葉となるだろう。
・「方言」ではなく「お国ことば」。どこに行っても自分たちの言葉に自信と誇りを持ち、使い続けてほしい。
【活動発表会・団体紹介】
5つの団体の活動発表と7つの団体の紹介が行われました。いずれの活動・団体も問題意識と事業のつながりが明確で、なおかつ独創性や遊び心も感じられるもので、これからのご活躍と他地域への波及が期待されるものでした。以下に簡単ですが、団体名と発表の内容をご紹介いたします。
・美作市ふるさと塾1期生(一会):ふるさと検定の作成・実施など
・元気になろうや実行委員会:地域交流活動、障がい啓発グッズの配布など
・いきいき河会むらづくり実行委員会:ホタルの里づくりに向けたホタルの飼育・放流など
・美作市ふるさと塾2期生:旧巨勢小学校校舎の有効活用による居場所づくりやイベントの実施など
・かぼちゃの馬車:リサイクル品でつくった人形による演劇や読み聞かせ
・美作環境ネットワーク:メッセージ性(環境保護など)の高い映画の上映など
・海田天日干番茶プロジェクト:地域資源を利用した仕事・特産品の開発と景観の回復など
・こぶし会:漢方の栽培による福祉の里づくり
・自然を食べて健康会:地域の医療費を抑制するための生きがいづくりなど
・大原地域認知症キャラバンメイト:認知症への理解促進とサポーターの養成
・みまさか21:大学との連携による特産品づくりなど
・美作市出雲街道再発見の会:地域の歴史や文化の伝承、研究、調査など
報告は以上になります。
美作市の皆様、NPO法人市民活動センターみんなでしょうえいの皆様、本当にお疲れ様でした。