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大規模な自然災害が起こりにくいと言われている岡山県ですが、近い将来「南海トラフ地震」など大規模災害の発生が予測されている現在において、岡山県に暮らす人にとっても「防災」「避難者支援」といったことへの備えは決して他人ごとではありません。
そのような現状から、
岡山県ボランティア・NPO活動支援センター(通称:ゆうあいセンター)では、地域防災のあり方を考える「出前セミナー事業」を実施しています。
なぜ、宗教施設を対象に?
東日本大震災の発生後、被災地では多くの宗教施設が地域や社会の期待に応え、自発的にその設備を一般に開放したり、犠牲者の供養を行ったりといった支援を行い、地域の中で存在意義を発揮しました。
ゆうあいセンターは、主にボランティア・NPO団体の活動を支援するため、施設・設備の提供や相談業務、イベント等を行っています。
そのような現状を受け、
「ボランティア・NPO団体と、地域資源である宗教施設との力が掛け合わされれば、災害時に非常に大きな力となるのではないか」との思いを強めてきました。
行政とNPO、企業とNPOなど、さまざまな「協働」の形は岡山でも提案され、実践されてきましたが、ここに新たな取り組みとして宗教施設・宗教者の力が地域でより発揮される関係性をつくりたいとの思いがあります。
当日の内容
東日本大震災の発生時から現在も活動を続けられている、二人のゲストをお招きしてお話をお聞きします。
お一人目は、
高橋 英悟さん。岩手県釜石仏教会の事務局長です。
住職を務められる吉祥寺は、高台に位置していたことから津波の被害を免れました。そこを避難所として開放され、多くの市民が身を寄せました。数日後から被災地の遺体安置所をまわり、供養のため読経をあげてまわられました。震災発生から2年半が過ぎた今も、身元がわからない遺骨をお寺で守っておられます。
お二人目は、
自覚 大道さん。
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の職員です。
中越沖地震の際、被災者支援の為に柏崎市へ1カ月入りました。その後、2011年の東日本大震災の際は、被災者支援の為に気仙沼市へ12日間入られました。これらの経験を活かし、寺院目線での備えを具体的に紹介する
「寺院備災ガイドブック」の制作に参加されました。
このように積極的に支援を行われているお二人から、当日はご講演をいただきます。
高橋さんからは、
被災地の現状を知るとともに、災害時の宗教関係者の役割について考えるきっかけを。
自覚さんからは、
地域の避難所としての宗教施設における、具体的な備えや心構えについてワークショップ形式で。
それぞれ学ぶ機会となっています。
お申込み方法・イベント詳細
今回のセミナーは、対象を宗教施設関係者の方に限るものではありません。
地域での防災や、東北の復興支援に関心のある方はぜひご参加ください。
宗教施設関係者の方は、
「いのち」「助け合い」を考える機会として。
「起こるかもしれない」「まだしていない」災害の備えを考える機会として。
多くの方のご参加をお待ちしています。
日時:2013年11月6日(水)13:30~17:00 ※13:00より受付開始
場所:黒住教本部 鶯鳴館別館(岡山市北区尾上2770)/駐車場あり
参加費:500円(資料「寺院備災ガイドブック」代として)
定員:100名
対象:①岡山県内の宗教関係者
②避難所運営や宗教施設との協働に関心のある方(宗教関係者にかぎりません)
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