市民活動・地域づくり支援者 戦略共有会議2016 in 岡山 一日目午前の部

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Naoya Nishihara

午前の部の様子

5月16-18日にゆうあいセンターにて行われた「市民活動・地域づくり支援者 戦略共有会議2016 in 岡山」に参加しました。

中四国においてNPOや中間支援組織がどのようにして地域活性に取り組んでいくのかを考えるとともにそれぞれのノウハウを共有していく3日間の会議でした。

3日間を通して講師に川北 秀人さん(IIHOE 代表)をお招きしての開催でした。

一日目の5月16日の午前は「支援力基本研修」というテーマでした。
このセッションでは主にNPO・市民活動支援センターの方が対象でした。
概要としては、NPOなどの市民活動団体・事業支援に求められる「7つのチカラ」を学ぶとともに現状では足りていない「支援力」の強化策について、事例紹介を交えた研修というものでした。

特定非営利活動の基礎的知識を復習するところから始まりNPOなどの市民活動団体が抱える悩みや「なぜNPOが社会を変えられないのか」という耳が痛くなるようなお話をくださいました。
これには各センターの方々も苦笑いだったように僕には見えました(汗)。

社会をより良い状態に変えるための「NPO・市民活動団体」は『1歩先の視野・半歩先のプログラム』を。それらを支援する「中間支援組織(NPO・市民活動支援センター)」は『2歩先の視野・1歩先のプログラム』を持たなければ社会は変えられない。いつまでも見えるニーズばかりに取り組んでいてはダメだというお話はとても興味深かった。

支援センターは「支援センターとは何か」「誰を、なぜ、そう支援するのか」というNPO・市民活動支援の根本について深堀していくこととその期間(過去数年から現在、数年後について)を考えることが重要だと川北さんはお話しされてました。

また、支援センター自身も施設/組織体制の整備が必要とのことでした。

「施設の使用者は誰か」「施設を快適に使ってもらうには?」「センターで働いている人材の育成はどうすべきか」など話は多岐にわたりました。
この時間では施設に関するワークとセンター内の人材育成に関するワークがありました。

印象深かったのは、「半人前と一人前を定義する」ワークでした。
これはセンター内の人材育成についてのワークで、どこまでの業務/役割が半人前の段階ではできていて、一人前の人材にはどこまでできていなきゃダメかという定性的な項目を作るワークでした。
僕自身まだ働いたことがないので実際のことはわかりませんが、たしかに「自分は今何ができていなきゃいけなくて何ができていないのか」というものがわかっていれば達成度が把握できるとともに何を上司に聞けばいいのかがわかるので早く業務に慣れるのではないかと思いました。


社会を変えていくためにはNPO・市民活動に関わる一人一人が将来のことを見据えながら業務に取り組まなければならないんだなということを痛感した1日目の午前でした。


一日目午後の部

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