ブータンから「しあわせ」について考える住職

まち・むら

WrittenBy SocialWriter

千手寺のご住職 松本宣秀さん



【WRITER】
松原 龍之さん

松原さんの紹介記事はこちらから。
●富士土地株式会社 常務取締役
●岡山経済新聞 編集長
●NPO法人グリーンバード 岡山チームリーダー

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岡山市北区大内田に「千手寺」というお寺がある。
天平勝宝4年(752年)に縁起と言われているので1200年以上の歴史があるお寺である。
このお寺のご住職、松本宣秀さんはブータンに触れ、現代の「しあわせ」について考えている。

お寺のお仕事は、決して幸せなことばかりではない。多くはその反対で、大切な人とのお別れご不幸を共にすることが多い。そんな職業だからこそ、本当の「しあわせ」を考えるようになったと言う。

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『ブータンで本当の幸せについて考えてみました。「足るを知る」と経済成長は両立するだろうか』(CCCメディアハウス)の著者でもありブータン研究の第一人者、本林靖久さんと出会いがブータンへと引込んでいった。
ブータンはGNP(国民総生産)ではなくGNH(国民総幸福量)の概念を早くから提唱しており、「世界一しあわせな国」と呼ばれた。

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松本さんは考えた。
「ブータンの幸せと日本の幸せは違う。でもブータンの人たちの幸せから、自分の幸せも見えてくるかもしれない」

2016年1月17日。
お寺を離れ、奉還町にあるカフェで「ブータンと幸福論」というイベントを開催した。
本林さんをお招きし、「ブータンについて」そして「しあわせ」について参加者それぞれが話をした。
「しあわせとは何か」という壮大なテーマに、今この時代だからこそ、岡山で一緒に考えていきたい。共に考え、感じることで「しあわせ」がみえてくるのではないかと松本さんは語る。
このイベントは毎月おこなわれる。

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