【WRITER】
松原 龍之さん
松原さんの紹介記事は
こちらから。
●富士土地株式会社 常務取締役
●岡山経済新聞 編集長
●NPO法人グリーンバード 岡山チームリーダー
------------------------------------
2016年1月21日・22日に岡山市コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)で
「おかやま健康・介護フェア」がおこなわれた。
会場には約20の健康・介護に関するブースが設置されていた。
今回ここに訪れたのは、ペッパーとインタロボット株式会社の代表・小川浩基さんにお会いするため。
ペッパーとは、2014年にソフトバンクより発売された人型ロボット。
会場内で、ペッパーは冗談をまじえながらプレゼンをしてくれた。
-------------------
小川さんはペッパーの技術開発にも寄与しており、インタロボット株式会社の技術協力しているHUGプロジェクトが
「Pepper App Challenge Winter」において最優秀賞とベスト介護福祉賞のダブル受賞をした。
名古屋で寝たきり生活をするおばぁちゃん。
この日、東京で行われた孫夫婦の結婚式に出席することができない。
晴れ姿を見てほしい新郎新婦、一緒にお祝いをしたいおばぁちゃん。
この夢を叶えたのが、ペッパーだった。
結婚式場にいるペッパーが見る世界は、名古屋にいるおばぁちゃんに見えていて、ペッパーの胸のモニターにはリアルタイムのおばぁちゃんの姿を映し出していた。
おばぁちゃんとはあたかもそこにいたかのような体験をすることが出来た。
-------------------
「技術はどんどん開発されており、もっと臨場感のあるものが可能になるだろう。
先進技術によって人の心が通い合い、思いが伝わることが評価されたのではないだろうか」と小川さんは語っていた。
小川さんは2000年にロボットベンチャー企業を創業し、岡山でも活動している。
地方の先進技術を活用した商品開発が進むためには、新しい技術に触れることだと考え、昨年から岡山市北区上中野に
FabGarage(ファブガレージ)を設立した。
ここには3Dプリンターやレーザーカッターなどデジタルでもの作りを出来る機器を揃えたシェアオフィスとなっている。
小川さんは、岡山が先進技術を使ってもっともっと活発に、アイデアをカタチに変えていける「モノづくりの街」になっていけるように日々、挑戦をしている。