「ポイ捨てまだやってるの??」

活動・取り組みまち・むら岡山市

WrittenBy SocialWriter

グリーンバード岡山チーム

【WRITER】
松原 龍之さん

松原さんの紹介記事はこちらから。
●富士土地株式会社 常務取締役
●岡山経済新聞 編集長
●NPO法人グリーンバード 岡山チームリーダー

------------------------------------


「ゴミのポイ捨て」まだやってるの?

ミドリのビブスを着て、街中をゴミ拾いする団体グリーンバードをご存知だろうか?
2002年に東京・表参道で始まったゴミ拾いの活動は、全国で70チームとなった。
岡山チームが活動し始めたのは、2013年3月。活動回数は200回を越えた。

「ゴミ拾い」のボランティア活動をする団体は多くあるが、
グリーンバードの特徴は何より参加ハードルの低さ。
ホームページやFacebookページで告知された場所・時間に集まった人がその日のゴミ拾いメンバー。
年齢、性別、職業、もちろん関係ない。
初めて参加する人の多くは一人で訪れることが多い。

もう一つの特徴は、ゴミ拾いを「カッコ良くやる」こと。
こそこそ隠れてゴミ拾いをしない。
参加者全員同じミドリのビブスを着て、ゴミ拾いを目立ちながら楽しみながらやる。
ゴミ拾いがカッコ良くなれば、おのずと「ポイ捨て」はカッコ悪いものになる。

------------------------------------

2015年12月23日。
クリスマスイブイブのこの日は、サンタのコスプレをして、岡山駅前を26人でゴミ拾いした。
プレゼントの袋の代わりにゴミ袋。目立たないわけがない。

クリスマスをキラキラ輝くキレイな街で過ごして欲しいという想いからおこなわれた。
高校生、大学生、会社員、高校の先生、起業家、
お坊さん、中国からの留学生、高知からの参加者とさまざまな人たちが参加した。
岡山がカッコ良い街に少しだけ近づいた日だった。

冒頭で「ゴミのポイ捨て」まだやってるの?と言ったのには理由がある。
グリーンバードでは、2020年に向けてチーム数を100にすることを目標にしている。

しかも、世界制覇を目標にしている。
現在、日本以外にはパリ、スリランカ、ガーナ、シンガポール、
アナハイム、ベルゲン、イタリアにチームがある。
ゴミ拾いは日本で生まれたクールな文化。
世界に広めていく為にチームを増やしている。

ゴミ拾いや「ポイ捨てカッコ悪い」が世界基準となる前に、
岡山でもまだポイ捨てしてるの?と思ってもらえるように日々、
グリーンバード岡山チームは活動している。

------------------------------


【参考リンク】
ゴミ拾いボランティアのNPO・グリーンバード(greenbird)

グリーンバード岡山チームfacebookページ

引用された課題

岡山県、温室効果ガス排出量合計全国6位(都道府県別特定事業所)
地球温暖化の主な原因とされている温室効果ガス。 21年度の岡山県の都道府県別の特定事業所の排出量合計は..

関連リンク

同じタグの付いた記事

自分の“職能”を活かした新しいNPO支援。 「プロボノによるNPO等の情報発信・運営支援事業」
 プロボノとは、今までの “労働力を提供するボランティア” とは異なり、様々な分野のプロが自分たちの専..