新着CSRレポートに見る新しい傾向
地域課題・社会課題その他
Noboru Ogiri
こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
今回は、最近ゆうあいセンターに入架した CSRレポートの傾向についてご紹介し、社会の動向について見てみたいと思います。
今月に入り、5社のCSRレポートが入手できました。うち3社のレポートに驚く共通点がありました。それは、2月10日のSG岡山の投稿でご紹介した SDG’S(サステナブル ディベロップメント=持続可能な開発目標)の17の目標と自社の事業と取り組みを関係づけて、社会課題の解決に向けて事業活動を展開していくということが記されている点でした。
具体的な個々の取り組みが詳しくSDG’Sと照らし合わせて記載しているわけではありません。
しかし、昨年の秋までに入架した2016年版CSRレポートでは、29社中1社のみの表記でしたが、
今回は5社中3社と言う高い記載率です。3社は、ファーストリテイリング(ユニクロ)、セコム、ファミリーマートです。 添付資料でご確認ください。
いよいよ、企業は世界的な共通な課題の解決に向けて自社の本業で貢献をしていく時代を迎えたと捉えることが出来ると思います。
NPO,ボランティアは自組織がタ-ゲットとする社会的課題を解決するエキスパートです。
それだけに、企業との連携で、協働しながら解決するということは、より時代として求められているのではないでしょうか?
岡山の地元の企業については、大きくSDG‘Sへの取り組みを明らかにしている所は未だだとは思いますが、 岡山県は、岡山市のESD活動を元にした持続可能な取組みが企業も交えて「環境面」、「中山間地を含む地域活性」、「学校との連携における人材育成」など持続可能な社会づくりに向けて、多方面で展開されています。
ゆうあいセンターとして、企業とNPO,ボランティアのマッチングは今まで以上に重要な課題だと考えられます。企業との協働の取り組みの為には、NPO側からの提案が欠かせません。などご意見、ご相談などぜひゆうあいセンターをご利用ください。