2016年10月01日【倉敷市】倉敷市の自殺者数は,いまだ高い状況が続いています
倉敷市の平成26年の自殺者数は78人です。
毎年80〜90人前後の方が自ら命を落としている現状があります。
年代としては,50歳代を中心に,働き盛りの世代が多く,男性が7割を占めています。
うつ病などの健康問題が原因として多くありますが,その背景に家庭での問題や,経済的な問題,仕事に関する問題などが複雑にからみあっています。また,10〜30歳代の死因のトップが自殺であり,若者世代の自殺も課題となっています。
自殺は,その多くが,様々な悩みが原因で心理的に追い詰められ,周囲に相談できず孤独になっていたり,自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ってしまった結果とも考えられます。
自殺を考えている人は,心の中では「生きたい」という気持ちの間で激しく揺れ動いており,不眠や原因不明の体調不良など自殺の危険を示すサインを発していることが多くあります。身近な人や,様々な立場の人が,悩みに気づき,話を聞いてあげたり,必要時は専門機関に相談をつなぐ役割が担えることで,救える命があります。
地域の見守りや声かけ等の関わりを通じて,日常生活の中で困った時には助けを求められる安心感,自己肯定感を持てる地域づくりが必要です。
倉敷市保健課
「生きる」を支えるくらしきプラン(倉敷市自殺対策基本計画)
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/27667.htm
- 公益財団法人 みんなでつくる財団おかやま
- 特定非営利活動法人 だっぴ
前の記事へ
次の記事へ