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2016年10月01日【倉敷市】生活保護世帯の約5割が高齢者世帯であり、そのうちの88%が単身世帯

 倉敷市の生活保護世帯は、5,142世帯であり、倉敷市全世帯の1.5‰となっています。(平成28年3月末現在)そのうち、保護世帯の約50%(2,597世帯)が高齢者世帯であり、また、その高齢者世帯のうち、約88%(2,291世帯)が単身世帯という状況です。介護保険の要介護認定等状況をみても、倉敷市全体では、約2割が認定を受けているのに対して、保護世帯では約3.5割が認定を受けています。
 特に生活保護世帯は、扶養義務者との関わりが希薄だったり、高齢者虐待の問題や、一つの世帯に高齢者と障がい者がいる等、公的なサービスだけでは対応できない多様な生活課題があります。
 これらの課題は全国的なものであり、決して生活保護世帯だけに特化した課題ではないですが、市民と、民生委員や愛育委員等地域社会を構成する主体、医療機関や介護機関、民間企業やNPO等、そして行政とが協働し、見守りや買物等生活支援等ができる体制をつくり、高齢者等が住み慣れた地域で、安心して暮らすことの出来る地域を構築していくことが必要だと思います。


倉敷市 生活福祉課