地元TV局が伝える地元でのSDGsの取り組み

活動・取り組みその他

今日は、こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
今回は、5月と6月に放送されたSDGsに関する2つの番組・(一つは特集コーナー)についてご紹介します。
どちらも地元岡山の取り組みを取材し、SDGsを一般の方にも分かりやすく伝えようとしています。

一つ目は山陽放送が5月12日に放送したメッセージ「私たちのSDGs」~未来を考えるきっかけ~です。
冒頭で、2015年に国連で採択されたSDGsについて、環境、貧困など地球上で起きている問題を持続可能な開発の目標として設定 との簡単な紹介のあと、瀬戸内海の海ゴミや水辺の生き物を守るブロックなど17の目標のうちいくつかを地元の取り組み映像の後、「瀬戸内から未来へ」 「私たちのSDGs」~未来を考えるきっかけとタイトルを紹介しました。
岡山駅周辺で、SDGsマークを知っているかと街頭インタビュー 多くの人が知らない中、最後に高校生が答えてくれて場面転換。その後、モデレーターとして、SDGsネットワークおかやま石原会長が登場。
石原さんが「SDGssは持続可能な開発目標」と伝えました。
続いて映像では、SDGsの目標のタイトルを短く伝えました。 世界中で飢餓や貧困をなくし、国家間の不平等をなくし、誰もが教育を受けられ、安全な水が飲める環境。気候変動への対策やクリーンなエネルギーの推進 豊かな海や山を未来に残すこと。誰もがやりがいを持って働くことができ、健やかに。平和の裡に生きることができる。
このように様々な課題に対して、目標として挙げられている。そして、その理念は「誰ひとり取り残さない」ことSDGsを知ることは「未来を考えるきっかけ」になると石原さんは続けました。2030年がどのような未来であると良いのか? これからは、今までのような資源を使うことができないであろう。子供とか孫とか未来の世代に何を残していくか?

ナビゲーター役の女性アナウンサーが 未来の世代と言えば、2019年9月の国連・気候行動サミット会議で発言したスウェーデンの女性 グレタトゥンベリさん(当時16歳)が印象的な言葉を残したと、
発言の場面が映りました。
「私たちはあなたたちを見ている」から始まったスピーチですが、「若者はみなさんの裏切りに気づいている」「未来の世代のみんなの目があなたたちに向けられている」「もし裏切ったなら私たちの世代はあなたたちを決して許さない」

未来のことを考えた時に、わたしたちは、今何をするのか?これが、未来がどう変わっていくかに繋がる。 
一人一人の考え、行動が変わることが重要。行政が何か号令を出し、企業がサービスを提供しても 一人一人が反応しないと未来は変わらないと石原さんは語りました。 

RSKホールディングスは、SDGメディアコンパクトに2021年3月に加盟し、地域課題の解決に向けた報道をこれからも行い、誰ひとり取り残さない社会を目指し 伝え、共に行動しつづけることがメディアの役割と考えている。
石原さんは、コロナ禍で食糧支援が必要な人がいたりする、このようなこと課題があることを理解して、そこから、行動することが重要だと伝えること。未来を考えるきっかけを与えるのが報道の役割ではないか。
どういう社会・未来を残したいのかを考えていく。家庭からできることが社会に繋がり世界に繋がる。みんなで考えることが重要と話しました。

ここから具体的な岡山でのSDGsの取り組み事例の紹介が始まりました。最初は、昨年から始まったおかやまSDGsアワードで表彰された「ありがとうファーム」の事例。
手製のぬいぐるみが紹介され、実は変わった素材でできている。素材は商店などで使う幟の端材を使い、障がいのある人たちを雇用して製造してもらっている。自分の仕事で社会貢献ができることがハンディを持っているものとして嬉しいと制作者の一人は語りました。 一人の行動が様々な結果に連鎖するのもSDGsの特徴で
障がいのある人も、ない人も集いやすい場所を地域に作ることが重要だとスタッフとしても感じている。

2つ目の事例は、企業の取組み、ブルーシート製造の萩原工業。ブルーシートの使い古しを無料回収し、¥500の値引き券を発行。集めたシートは溶かして再原料に使用。これは、目標12作る責任使う責任に該当。
リサイクルした製品は、屋根や土手などをカバーする製品として使用。世のため人のために役立つのがSDGsと
同社の社長は語りました。

SDGsに取り組まずに今のままを続けたらどうなるのか? 地球が様変わりしてしまう。 そのリスクに関して岡山大学 SDGs推進の狩野教授が5つを紹介しました。
① 気象災害が起きる
② 同じ農作物が同じな場所で作れなくなる恐れがある
③ 熱帯地域の病気が広がる
④ 気候変動で食物連鎖が崩壊し、食料に影響が出て、食卓も変化する
⑤ 過去の歴史では、水・食べ物が争いのもととなり戦争が起きている、戦争の危険性もある

上記のようなリスクをなくし、誰もが生き生きと暮らせるためにSDGsは取り組む価値がある。
DEVELOPMENTは開発と訳されているが、より良いようになっていく。これがSDGsに取り組まないことで
才能が生かせないで環境になる可能性がある。
これまでは、同じでないと対等に思わない考え方があるが、同じ目的を共有できれば、逆にその違いを生かして
どうやって協力して作るかもSDGsの一つ。

ここから企業の取り組み事例の紹介です。
陸と海豊かさを守るために 真庭市の企業ランデスは、スロープ付きブロックを開発。
解体した建物の木をウッドチップにしてビオトープを作ったり、建物の様々な廃材の再利用を進めたりしているコンケングループ。
岡山経済同友会では、参加企業のおかやまSDGsマップを制作し配布。SDGsの取り組みは地域の課題解決につながり、社員のやりがい、充実感を得られることにつながる。

3すべての人に健康と福祉を 
新たな発想でSDGsに取り組む企業としてマスカット薬局を紹介。県内に14店舗を展開する調剤薬局。
高橋社長は、このように語ります。 薬を売るのが薬局 当社は、SDGsに取り組むため固定観念を変えた。健康を売る薬局。既存の考え方を根本的に変えていかないけない時代。既存の価値を破壊しないといけない。
持続可能な社会を作っていこうとすると今のままで良いのか? 

店内では客の相談を受け、共に健康になる方法を考える。薬を売らない薬局を目指すための取り組み。 無駄な医療を少しでも削減。一人一人の意識が大事、環境問題も同じだ。

映像では、店舗を出て、活動が広がっている。健康教室の風景。健康になれば、薬は減る。健康寿命を延ばすために自治体と組んで年50回ほど行っている健康教室。スタッフにもSDGsの意識が浸透している。
同社は2030年の経営ビジョンも策定している。あたりまえでないことをやっていく時代。
医療には、対症療法と原因療法があるがこの考え方はSDGsと一致していると考える。目の前の様々な問題は原因がある。原因の元を絶たないといつまでも幸せで持続可能な社会を作ることは難しい。
 子々孫々にこの考え方をつなげるのが今の世代の役割。

次に紹介されたのは、自治体 県北真庭市の取り組み
・真庭市役所庁舎では、冷暖房を木のチップペレットを燃料として燃やすボイラで熱交換を行っています。屋根には太陽光パネルを設置し、不足する電気は、真庭バイオマス発電所で作った再生可能エネルギーで賄っています。100%再生可能エネルギーで真庭市役所は稼働しています。
SDGsのバッジも真庭市の木で作っています。中山間地である真庭市は人口が減っても活力ある にぎわいがある街にするためには持続可能性ははずせないとSDGs推進室長が語りました。

太田市長はこのように語りました。真庭市はSDGs未来都市 を杜市として 木を生かす。行政だけでなく、民間の自主的な動きがあり、永続的に発展させていこうという意識はかなり出てきたのではないか。

人口5000人の久世地区では、4000世帯の生ごみを分別して回収。毎日生ごみ回収車がやってきます。住民は24時間、いつでも生ごみを回収ステーションに持って行くことができます。 生ごみの量は1日1トン 年300トンこれをメタン発酵させて液体肥料を作っています。生ごみとし尿と浄化槽汚泥から1日5トンの液体肥料が製造され、のこの時に発生したメタンガスは燃やして発電。売電収入が年間350万円。

真庭市では ゴミ問題を何とかしたいと考えての取り組みです。可燃ごみは年間14000トン発生、うち49%が生ごみ。この生ごみを減らすことが出来れば現在3か所あるゴミ処理施設は1か所に減らすことが可能。CO2排出削減と共に現在年間7億円かかっている費用が1か所にすると20年間で70億円の支出を減らすことが可能。

市民は、生ごみからできた液肥は無料でもらえます。そのために化学肥料からチェンジした農家もあり、年間8万円の費用削減につながっています。味も良いとのこと。農業も持続可能になります。
身の回りのことをできる範囲で、みんなで協力して行うことで、変化は生まれ、持続可能につながります。誰もが世界を変える力を持っています。

わたしたち一人一人ができるSDGsとは何か?場面は変わり、とある岡山市南区の住宅。環境問題に取り組んできた住人 田淵さんの暮らしを紹介しました。
もったいないはSDGsにつながると田淵さん。
お茶を飲むときは必要な量だけ人数分のお湯を沸かす。三角コーナーは使わずに生ごみは流しの置いた袋に直接入れる。アクリルのエコたわしを使えば洗剤要らず。
カラフルな割引シールが貼ってある野菜を率先して購入。にぎやか食品と子どもたちには伝えてきた。
洗濯機は使わないときはプラグを抜き、洗剤は詰め替え用 
おふろでシャワーを使うとき熱い湯がでる迄に5分ほどかかるので、その間の水はバケツにためて洗濯や水撒きに使う。ペットボトルの水を買う2リットル¥100。 20リットル¥1000を無駄にせずに得したと考えている。
自分の暮らしで小さなことを取組むと世界につながる。
みんなができることを若い世代に話す。 12作る責任使う責任の事例でした。

 世界が少しずつ変わる。 次の世代、はるか遠い未来を生きる世代のために 私たちが2030年までに取り組む目標SDGs ただ、日本では、今のままでは5つの目標が達成できないと言われています。
目標5のジェンダー平等は先進国中最低。
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14海の豊かさを守ろう 漁業による過剰な捕獲は資源枯渇の問題。
目標15陸の豊かさも守ろう
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

わたしたちの社会・暮らしは課題が山積み わたしたちのちょっとした行動で、大きく動き出し、未来を変える可能性がある。

再び石原さんが登場。
問題を知って気づくことが重要。そして、未来に持ち越さない。何をしたら良いかを考える。
クラウドファンディングサイトを見ると 岡山にも自分の気になる問題があることが見えてくる
誰も取り残さないことを考えて、意識を変えられれば未来は変わっていく

エンディングは、わたしたちの行動一つ一つ 地球の未来につながる。  2030年は一つの区切り  
その先の未来のため 自分たちに何ができるかを考えることからSDGsは始まる。

地元TV局が伝える地元でのSDGsの取り組み その2
2つめの番組を紹介します。6月14日OHKの夕方の番組 なんしよんの中のさりお通信というコーナーで紹介された内容です。
「食品ロスを学ぼう」というタイトルで フードバンク岡山の代表糸山 智栄さんをゲストに迎え話を進めていきました。 まずはフードバンクって何?からスタート。その定義は、「安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で流通に出すことが出来ない食品を 企業から寄贈してもらい必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動の事です。 

このように流通に乗らなくて捨ててしまう食品を食品ロスと呼びます。 日本では、家庭や企業から毎日排出され、その量は、年間600万トン以上にもなります。家庭から46%。この中には、過剰な皮などの除去や食べ残しなどもあります。54%が企業からの排出ですが、内訳は、メーカー21%  卸売流通3% 小売り11% 外食産業19%。 国民1日 一人当たり 茶碗一杯のご飯を捨てている換算になります。年間では、47kgを一人捨てている計算です。自分の体重と同じ食べ物を捨てていると感じる人もいるかも。身につまされる現実です。

スーパーマーケット ハローズは、ハローズモデルという食品ロスの提供システムを作っていて、日本の流通業者による食品ロス支援のモデルケ-スとして消費者庁 食品ロス削減推進大賞を受賞しています。

ハローズモデルとは、フードロスの提供をして欲しい団体が直接店舗に行って食品を受け取ります。フードバンクなどを介さないので時間が早く、青果なども支援してもらえるのでタイムリーに食品ロスを受け取ることが出来ます。

2020年11月にスタートした日本初の公共冷蔵庫 北長瀬コミュティフリッジは、食糧支援を求める人が24時間
人目を気にせずに食品を取りに行ける画期的な取り組みです。この施設も紹介されました。
JR北長瀬駅に隣接するブランチ岡山北長瀬の一角にあります。提供者も利用者も事前登録制となっています。
ここには、毎日のように様々な食品が提供されます。問い合わせ先としてハッシュタグ が紹介されました。
  登録は、https://communityfridge .jp/ より行えます。

私もできるフードロス削減の行動で、岡山県内4つのコンビニグループが取り組んでいる「手前取り」が紹介されました。賞味期限の早い日付のものを棚の手前に置き、手前からとってもらい、期限内に消費をすることで、フードロスを削減しようする取り組みであり、すぐに食べるならば風味などには影響がありません。

番組の最後にフードドライブの紹介がありました。フードドライブとは、主に家庭で余っている食べ物を持ち寄り集めて、地域の福祉団体や、フードバンク等へ寄付する行動です。
EXCAFE(岡山市北区中山下2-1-21 中山下21ビル302:岡山中央郵便局東隣 県庁通り)でフードドライブが、6月23日~25日 正午~午後8時まで開催されます。
未開封の消費期限内でかつ常温で保存できる食品の提供を受け付けるとのことです。食品以外に日用品もOKですが、未開封に限ります。
この機会に家庭で余っているものがあれば提供してみませんか?

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