くらしきSDGsネットワーキング 第3回@真備 レポート
イベント・セミナーその他倉敷市
こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
SDGs未来都市に選定された倉敷市が、2020年7月より広く市民や企業、団体などに対して地元のSDGs課題について考え、行動する機会を提供する、くらしきSDGsネットワーキング事業。その3回目が1月18日に行われました。 今回は、災害支援とSDGsに関するレポートです。
今回は2018年7月に豪雨災害に襲われた、倉敷市真備地区 真備復興支援センター(通称まびシェア:2021年3月で閉館予定)で開催され、WEB参加含めて、22人が参加しました。
災害から2年半が過ぎ、復興が進む中ですが、まだまだ完全に元に戻ったわけではありません。
過去の反省から今後何を準備しておけばよいかについて、SDGsの目標 ①貧困をなくそう ⑪住み続けられるまちづくりに関連付けて「災害への対応」「災害に備える」について意見交換を行いました。
第一部では、SDGsとは?として 地球温暖化の影響により、国内において近年は毎年災害風水害が発生していることの共有やSDGsの概要、SDGsの各ゴールの紹介に続いて、世界・日本でもSDGsの取り組みが進んでいない現状を共有しました。日本ではまだ、半数近くが、SDGsを知らず、途上国先進国28カ国で行ったアンケートでは、最下位であったこと。一方おかやまでは、SDGアワードが開催され、75団体からの応募があったことを開催事務局である岡山NPOセンター(SDGsネットワークおかやま)小桐が紹介しました。
第二部では「家計と災害復旧」としてファイナンシャルプランナーの佐藤 香名さんより災害時にお金に関する支援の必要性や保険など備えが復興のスピードに関わると話され、「リカバリーチェックシート」という復興に向けた家族のタイムテーブルや現状確認、お金の事(収入や借入をどうする)、住まいをどうする(再建、移住等)などを記入するシートが紹介されました。
また、家族の暮らし心や体のリスクを下げるための「リスクマップ」そして災害を含めたリスクを下げるために必要なリスクコントロール(予防・回避・対策)の考え方を紹介されました。
その中で、リスクファインナンスとして 保険の備えが大切であると説明されました。
やた。
次に、地元在住で、ご自身も被災経験もある 真備復興希望プロジェクトの平野 将さんより「若手世代と災害復旧」と題してお話しをされました。当時の状況がいかなるものであったか、また、地元の復興を支援する「まび飯」(月に1回真備町の飲食店でご飯を食べよう!という企画)、やも地元の人たちの心を癒し、希望を持って一緒に歩んでいく「復興希望キャンドルプロジェクト」(①真備の復興に向けた、道しるべとなるあかりをともそう ②災害を振り返り、防災・減災意識の向上につなげよう ③今は仮設住宅など、真備町を離れていても、語り合える場を作ろう。 そんな思いを持って、発災から約1ヶ月後にあたる「2018年8月13日」以来、毎月開催されている真備町の夜を照らすキャンドルの点灯)などの取り組みを紹介されました。
そして、SDGsの基本理念でもある「誰一人取り残さない」ための備えの大切さなどを話されました。
3人目のパネリストとして、ピースボート支援センター 上島 安裕さんはWEB画面の参加でしたが、「災害多発時代の備えと支援」として毎年災害が起こる現状や災害支援の中で避難所運営や災害ボランティアセンターでの取り組みによるSDGsとの関連性、自然環境の変化と影響について話されました。 また、コロナウイルス感染状況を考慮した災害支援マニュアルを作成され、オンラインでの床下清掃の指導などを行っていることを紹介されました。より良い復興のためには、地域住民・地元の社会福祉協議会、NPO法人と行政の協働、企業の支援が必要であることを強調されました。そのための旗振り役である地元とNPOを結び付ける中間支援組織の大切さも付け加えられました。
災害のリスクを下げるには。保険に加入しておく、地域で防災授業を行い、なぜ災害が起きるかの仕組みを学んでおくことも重要であるといわれました。
その後、各パネリストによるクロストークを展開しました。
「誰一人取り残されない社会のために」は、平野さんより「一人で苦しんだり悩んだりしないための取り組みを行っていきたい」 特に被災直後は、「店を再開したが情報発信ができない」状況があり、地域で知恵の支援が必要だったことなどを紹介され、体験に基づく貴重なお話しでした。
佐藤さんよりママ世代は、情報発信源となることができるので、「一人では情報提供に限界がありコミュニティをつくりながら仕組みがつながっていきたい」
上島さんより「日常では、災害を自分事として捉えにくいが、普段から災害時の取組を意識として持ち続けることが大事。」と話され閉会しました。
「備えあれば、憂いなし」故人の言葉がずしんと重く感じられる第3回でした。
