2020年 岡山でのSDGsの取り組みを振り返る

活動・取り組みその他

こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
今回は今年1年で、どれくらい地元岡山でSDGsの取り組みが広がったかについて振り返りをしてみたいと思います。先日12月19日に表彰式が行われた「おかやまSDGsアワード」や日本初の公共の冷蔵庫北長瀬コミュニティフリッジの開設など後半にかけてSDGsを身近に感じる出来事が増えたように思います。

2月から影響の出始めたコロナウイルス禍ですが、その影響は現時点で世界、日本そして岡山においても感染拡大という大きな影響を与えています。
コロナウイルスは、環境・社会・経済の様々な面に大きな影響を与えていることは周知ですが、環境と社会、社会と経済、経済と環境のトレードオフ関係を解消しようとするSDGsへの取り組み強化が否応なしに迫られてきたこともまた、事実です。

自治体の動きを見ると、岡山市は、7月に温室ガス削減にむけた世界首長誓約に署名をしました。これは、目標13気候変動に具体的な対策を 実現するための署名であり、2015年に採択されたCOP21の協定で日本政府が約束した目標以上に効果が出る政策を実施するというものです。 同月には、岡山県の自治体としては、4番目となる倉敷市がSDGs未来都市に認定され、高梁川流域の市町と連携して、移住や教育、子育て、観光に力を入れていく見込みです。さらに同月からは、倉敷市の各地域でのSDGsの取り組みを紹介する倉敷SDGsネットワーキング事業が始まり、水島、児島で開催されており、
今後真備、玉島、旧倉敷地区でも2021年に前半で開催されます。

5月に遡ると玉野市では、玉野SDGsみらいづくりセンターが発足し、行政と市民、市民と市民をつなぐ仲介役としての地域づくりの支援活動を開始しています。
地域でもSDGsを知って自分事にしようという動きもありました。
ゆうあいセンターの出前SDGs講座の依頼が岡山市北区清輝橋地区や井原市つどえーるであり、50名を超える方々が受講をされました。その他、社会福祉関係の団体組織も会員対象にSDGsを事業と連携させる学習会を開催されるなど市民レベルの動きが加速してきています。

地域づくりという視点では、山陽新聞社が昨年度より5回シリーズで開催してきた「令和時代の地域を作る」 山陽新聞社連続シンポジウムの4、5回目が2月と9月に開催され、
交通問題や持続可能な地域を作るための教育のあり方などが話されました。岡山の高校では各地で「地域学」を学ぶ総合学習が取り入れられており、今後若者が中心となって地域の資源を生かす事業や暮らしのあり方、価値観の転換が進んでいきそうです。

コロナウイルスの影響は、社会的な弱者に大きな負荷をかけています。6世帯に1世帯がコロナ前から貧困状態にありました。中でも母子家庭ではコロナウイルスの影響が厳しく、家計を切り詰める生活を余儀なくされるようになりました。

「おかやま親子応援プロジェクト」はアンケートを実施した結果、子供の教育費や生活費の支援が必要なことを知り、大学生による無料学習支援や北長瀬エリアマネジメントによる生活困窮者への食糧支援を開始しました。北長瀬駅に隣接するハッシュタグ岡山の一角に冷凍庫・冷蔵後が企業より寄付され、企業や支援登録者から毎日、有効賞味期限のある食品・食材が寄付されています。アマゾンからの寄付もできるとあって今後さらなる支援者や要支援者の登録増加が期待されます。岡山市も協力する日本で初の公共の冷蔵庫は今後各地に広がっていくものと思われます。 2貧困をなくす 4質の高い教育 という目標実現に向かって着実な取り組みが始まっています。

最後にご紹介するのは、「おかやまSDGsアワード」です。9月に募集が締め切られ、県内の75団体が応募。それぞれの取り組みを紹介しました。
第1回目の今年は、6団体が表彰されました。
ありがとうファーム(岡山市:福祉関係を営む)、倉敷市立精思高校(倉敷市:夜間定時制高校)、
倉敷青年会議所(倉敷市:経済団体)、十字屋グループ(真庭市:企業)、とみやま助け合い隊(岡山市)、服部興業株式会社(岡山市:企業)が選ばれました。企業、福祉、教育機関、地域とバランス良く選ばれています。県南、県北にも配慮された結果となっています。
12月19日に表彰式並びにそれぞれの取り組み発表がありました。いずれも表彰に値する素晴らしい取り組みです。 次年度以降もこのアワードは継続されるとのことです。
自分たちの取り組みが地域を良くし、社会課題を解決し、持続可能にするものということが身近に感じられるイベントではないでしょうか。

ゆうあいセンターでのSDGs講座はコロナウイルスの影響もあり、毎月はできない状況もありましたが、来年以降WEBでの講座も検討しています。SDGsを自分事として捉え、できることが始める。目標達成期限まであと10年しかありません、是非講座をスタートのきっかけとして参加ください。

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