地元企業のSDGsの取り組み紹介 その2 服部興業グループ
活動・取り組みその他
こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
SDGsに関する地元企業の取り組み情報の2回目です。
第2回 服部興業グループ 「CSR REPORT 2019」
服部興業グループは、創業から202年を迎える岡山の老舗企業グループです。ガラス・サッシ部門や建築関係の資材を扱う部門、石油(サービスステーション、コンビニ1店舗)、山林など生活のインフラを支える地元企業です。グループ会社として、岡山木材市場、パーキング事業、ガラス工事を行う企業もあります。
今年度で2冊目(2年目)となるCSRレポートです。2019年4月1日~2020年3月31日までの期間を対象としています。7月に発行されました。
はじめにCSRレポートの編集方針が書いてあり、すべての組織が適用可能な社会的責任のガイドライン 国際規格ISO26000に準拠した構成になっていることを説明してあります。
7つの原則、7つの中核課題の表記と共に、同グループが関係するカテゴリー分類が記載してあります。
トップメッセージでは、
「利他の心」と「自律思考」、「世界的視野に立つ」のキーワードが示され、SDGsとCSR推進の思いが書かれています。続いて、経営理念、事業組織そして、SDGsへの取り組みが書かれています。前年度のレポートでは、SDGs宣言を行っています。
SDGsに関しては、グループとして重点的に取り組む目標が8つ挙げられており、本社各部門とグループ各社の部門別の取り組みが記載されています。1年間の取り組み目標と結果の記載と共に次年度の目標が書かれています。取り組みが数値データとして表現されているために見やすく分かり易いです。
当該年度は、目標11:住み続けられる街づくり について6部門、目標15:陸の豊かさも守ろう について3部門と複数の部門が取り組みをしていますが、次年度は、目標4:質の高い教育をみんなに 5部門、目標3全ての人に健康と福祉を、目標11、目標12:つくる責任つかう責任について4部門が取り組み、前年度重点でなかった目標8:働きがいも経済成長も に3部門が取り組むことが書かれています。
SDGsの取り組み範囲が広がると共に、事業活動に沿った目標の設定がされていて、SDGsを経営に生かしていることが見て取れます。
また、新型コロナウイルスの対応についてのSDGsの目標の表記もあります。
目標3:授業員への健康促進、目標4:リモートワークの推進、目標8:働きやすい環境づくり、目標17パートナーシップで目標達成:利他の心を大切にするが挙げられています。
当該年度で一番訴えたいトピックスでは、関連会社「岡山木材市場」の新築された事務所・倉庫の紹介があります。
200年続いてきた企業が次の100年にむけて、木材を活用し、持続可能な社会を実現するための投資であることが分かります。 同社山林部が県北で育てる国産材を岡山木材市場で製品化し、そのを材料を使い、他の部門が施工する一連の流れが、イラストで分かり易く表現されています。
森林・木材の役割や岡山を代表するヒノキの地産地消を推進する姿勢についても書かれています。
「組織統治」に関しては、外部顧問が紹介されています。「人権」に関しては、健全な企業風土づくりへの取り組み、「労働慣行」については従業員一人一人が活躍できる環境づくりに対する数々の活動が記載されています。
「環境」については、東京オリンピック選手村ビレッジプラザに森林認証を受けた木材が使用されていることなどが記載されています。法令を遵守した事業活動が「公正な事業慣行」への取り組みとして、「消費者課題」の取り組みでは顧客の安心と満足度の向上のために、障がい者に対応する講習会の実施が書かれています。
地域の皆様と共にというテーマで ファジアーノ岡山やおかやまマラソンの支援、環境学習の指導など「コミュニティへの参画・発展」について記載されています。
最後に、第三者意見として岡山で活動する任意団体「CSR報告書を読む会」による意見が記載されています。4名のうち2名が環境への取り組み強化をアピールしており、今後の取り組みが期待されます。
服部興業グループのホームページです。
http://www.hattori-k.co.jp/

