「新着CSRレポートでSDGsを理解する」

活動・取り組みその他

こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
7月末にかけて新しい今年度のCSRレポートが到着しました。
CSR図書コーナーに業種別に分けて「2019年7月新着」のタグをつけて配架していますのでぜひご覧ください。

今回配架したレポートは、以下の8社です。
業種で分けると、①化学・ゴム関係:東洋タイヤ、花王、クラレの3社。②食品関係:アサヒグループ、サッポログループ、日清食品マの3社。③繊維関係:グンゼ1社。④ゲームメーカーの任天堂です。

今話題のSDGsに関しての表記は、8社中7社です。全てのSDGs掲載企業は、自社の経営課題の中にSDGsの取組みを位置づけていました。SDGsが終了する2030年までの自社・グループの在り方、方向性をきちんと出していることも評価できます。

グンゼのレポートでは、自社の重要課題とその具体的な目標について、ESG(環境・社会・組織統治)、社会的責任のガイドラインであるISO26000の中核課題やSDGs17の目標の関わりの一覧表を作成していて、とても分かり易かったです。

また、2019年2月のダボス会議で「世界で最も持続可能な100社」に選ばれた「花王」のレポートは、ESGに取り組む企業への投資を促進するために作成された様々な指標によって評価されており、とても参考になります。

同じくアサヒグループも「統合報告書」として、企業の新たな理念(海外企業の買収により拡大)、ミッション、ビジョン、価値創造、行動指針を整理し直し、新たな中期経営方針を掲載しESG投資に関する外部評価も記載しています。 財務情報・非財務情報、役員・監査役のプロフィールなども掲載しています。

昨今、日産等で問題となった「組織統治」について透明で、意思決定が組織として有効に機能する事をアピールしています。

任天堂の様にダイジェスト版は紙でも制作し、詳細はホームページのデータをアップして、詳しく知りたい人向けに対応する業もありました。資源の有効活用という観点からも評価できます。今回の傾向として、投資のための評価について企業が今まで以上に注意を払っていることが傾向として読み取られました。
2017年に経済産業省が作成した「価値共創ガイダンス」を3社が参考にしていました。

地元岡山の200年企業 服部興業グループのCSRレポート第1号 2018年版も配架しています。
老舗企業として 地元の貢献に取り組む姿が見られます。昨年7月の西日本水害における同社の対応は縁の下の力持ち的な活動で地元を支える姿が浮かび上がります。SDGsと経営の重点項目も分かり易く整理されています。岡山大学と協働して取り組む人材育成事業の記述もあります。世界規模の会社とはまた、別の意味で地元の暮らしを支えるレポートをご覧ください。

CSRレポートの読み方についても解説をしますので、是非新しいレポートを手に取って観て下さい。

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