「買うことで始まる地元の課題解決」

活動・取り組みまち・むら

こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
CSR基礎講座を9月より本格的に始めました。まだ、認知度が低く少人数での開催となっています。是非、ご参加ください。次回は11月8日(木)15:30~90分です。その次は、12月14日(金)19:00~です。
さて、地元岡山から一歩飛び出て、お隣、鳥取県でCSR出前講座を10月3回させて頂いています。

鳥取県や市町村の共同出資で設立された「てとり」(公益財団法人とっとり県民活動活性化センター)にお招きいただき、中小企業向けにCSRのお話をしています。
「てとり」は、てをとりあってとっとりの元気づくりから来た愛称です。ゆうあいセンターと共通した「ボランティア活動支援」「NPO団体支援」「地域づくり支援」などの業務を実施されています。

今回のCSR講座では、わたしからCSR概念の説明や CSRの変化についてと海外、国内のCSR事例紹介などを行っています。企業とNPOや行政とのマッチング、コラボ例なども紹介しています。
企業がお金を出して、社会課題の解決に取り組む組織・NPOを支援する「CSR1.0」。キャンペーンなどによる売上金の一部を寄付して、同様に組織やNPOを支援する「CSR2.0」。これをコーズマーケティングとか寄付付き販売といったりしています。現在のCSRはこのCSR2.0が主流です。今後は、社会課題の解決を事業の中核に据えて、本業で社会貢献をする事業が増えてきそうです。すでに、その取り組みを始めている企業もあります。

さて、現在主流のCSR2.0の取組で、岡山にはない 素晴らしい取り組み事例「てとり」のマッチングによって企業とNPOと市民のコラボできるシステムが運用されているので、今回はその紹介をします。

「てとりdeチャリティ」のマッチング企画で「お買い物チャリティ」と「とっとりカンパイチャリティ」の2つのチャリティプログラムです。
企業と社会課題解決に取り組む団体・NPOをてとりがマッチングし、一般市民が、買い物や乾杯をすることで楽しく、楽に、社会貢献が出来るシステムです。

「お買い物チャリティ」は、既に10件のチャリティ企画が運用されています。一つ事例を紹介します。
鳥取中部地震で被災された屋根に使われたブルーシートでバッグをつくり、売上金の一部が、復興に充てられるものです。これには、さらに次のような物語があります。

震災のつめあとの象徴であるブルーシートが、シード(復興の種・支援金)となることを願い、「ブルーシード(青い種=復興の種)バッグ」と名付けられています。バッグの売上の一部が復興支援活動を行うボランティアグループ「復興支援隊縁(えにし)」に寄付され、中部地震の復興活動に活用されます。

また、このプロジェクトには、鳥取と熊本を結ぶ物語があります。鳥取県中部地震の際には、先に地震に見舞われた熊本県から7,000枚のブルーシートを贈って頂きました。バッグの材料であるブルーシートは、熊本地震の復興活動を行う一般社団法人Bridge Kumamoto(ブリッジ・クマモト)へ送り、縫製されて  リサイクルバッグになって戻ってきます。鳥取県中部地震の震災復興だけでなく熊本地震の震災復興につながるプロジェクトです。

この他にも、智頭産ヒノキを使った⿃取オリジナルブローチを購⼊して、担い⼿不⾜が深刻な集落の農作業を⽀援しよう︕というプロジェクトや カフェTOTTORI COFFEE ROASTERへの来客者数に応じ、人数×5円が子育て世代のママたちが学び、集い、育つ「Tottori Mama’s」の活動に寄付されるプロジェクトもあります。一般市民が買うことで社会課題の解決する団体に寄付が出来るシステムです。

2つめの「とっとりカンパイチャリティ」は、まさに、疲れを癒す一杯のお酒で社会貢献が出来るシステムです。
飲んで、食べて楽しみながら、子育て支援や地域の環境保全活動などを知ってもらうとともにチャリティメニューの売り上げの一部を活動する団体に寄付するものです。東部、中部、西部の3つのエリアで現在3つずつの飲食店が参加をされています。毎年12月1ヶ月が寄付月間となっています。何かと外食する機会の多い12月の時限キャンペーンということで、徐々に参加店舗数も増えているようです。
鳥取市:梅乃井、板前亭ちくま、同鳥取店。倉吉市:焼肉まさしげ、倉吉・大人の癒し系ワインバル El Agua Azul、トラバドール。米子市:割烹きさら、旬門米子店、魚炉端 海座。
岡山でもこのような取組が普及できるようにマッチングに今後力を入れていきたいと感じた次第です。

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