「SDGsコーナー充実中 ゆうあいセンターCSR図書コーナー」

活動・取り組みその他

こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。

今回は、ゆうあいセンター CSR図書コーナーで充実中のSDGsに関する情報をお届けします。
SDGsって何? そんな方も多いと思います。日本では、電通の調査によれば2018年2月の段階で認知率14.8%(10代~70代男女1400名対象)でした。

男女を比較すると、男性の認知が高く、特に男性20代では3割を超え(32.0%)ていました。一方、女性20代は1割にも満たず(9.0%)、男女差が明らかになっています。しかし、世界20カ国・地域におけるSDGsの平均認知率は51.6%で、とりわけASEANにおける認知率が高く、ベトナムでは80.7%、フィリピンでは70.3%であり、最も低いフランスでも24.7%であったことから、日本の14.8%という認知率の低さは際立っているといえます。

さて、私たち日本人の認知度が低いSDGsとは、2015年に国連加盟国で決議された、2016年~2030年までに世界中の国、企業、組織、個人が単体や他の組織・個人と協働で解決する17の課題です。
「誰一人も取り残さず」をコンセプトに169の細かい目標が設定されています。
環境、社会、経済の3分野にまたがっています。以下17の課題を紹介します。

目標 1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
目標 2. 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
目標 3. あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標 4. すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
目標 5. ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
目標 6. すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標 7. すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
目標 8. 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

目標 9. 強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標 10. 各国内及び各国間の不平等を是正する
目標 11. 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標 12. 持続可能な生産消費形態を確保する
目標 13. 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標 14. 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標 15. 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標 16. 持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標 17. 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
これをアイコン化したものがあります。以下の関連リンクのURLをご覧ください。民間のサイトですが見やすく整理されています。
このSDGsの目標達成のために、行政や企業、NPO等いろいろな組織が、自分たちの事業・政策がどのようにSDGsと係わっているかを紐付けし、アピールをしています。
身近なところで岡山市とSDGsの関連を紹介します。

「躍動」「住みやすさ」「協働」を柱に岡山市第六次総合計画では、中四国をリードし、活力と創造性あふれる経済・交流都市 、誰もがあこがれる充実の子育て・教育都市 、全国に誇る傑出した安心を築く健康福祉・環境都市の3つの像を描いています。
それらを実現するために、以下の目標をSDGsの目標とリンクさせています。
〇目標3 全ての人に健康と福祉を
・健康寿命の延伸:「健康市民岡山21」:市民協働による栄養・食生活改善などの健康づくり活動の推進

〇目標5ジェンダー平等を実現しよう
・男女共同参画の推進:女性活躍促進に向けたワークライフバランスや多様な働き方の啓発など

〇目標7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
・低炭素型の環境にやさしいまちづくり:徹底した省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの導入、電気自動車等の普及

〇目標11 住み続けられる街づくりを
・人と環境にやさしい交通ネットワークの構築:公共交通の利便性向上、地域の生活交通の確保、自転車先進都市の推進

〇目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
・多様な主体による協働のまちづくり:協働のまちづくり条例 の制定、「ESD・市民協働 推進センター」の設置
 これを具体的に市が、主体者として多くの関係者と共に実現するように行動をします。

企業は自社の、NPO法人等は自団体の事業をSDGsの目標とリンクさせることで、事業の社会的な
価値を内部の人に伝え、外部の人や顧客に対しては、団体の存在価値や実現しようとする未来の在り方を伝えることが出来るようになります。それにより、協力者やファン、顧客の獲得が可能となるメリットがあります。

SDGsを自社戦略に活かそうと考える企業では、単に現事業の紐づけだけでなく、社会課題の解決と本業との統合により、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性が高いと考えています。
新しいビジネスはライバルのいない、新しい市場を形成し、ひいては、新しい社会づくりに発展する期待感があります。これまでの事業がライバルとの闘いでしのぎを削っていたものが、課題の共有者と協働することで競争相手のいない、協働相手との独自市場の形成が可能となります。
表彰制度もすでに始まっており、宣伝費を使わない企業アピール方法としても企業にはメリットがあります。

持続可能な社会をつくるためには、これまで支配的であった資本主義の考え方を根底から変えないといけないと理解する企業が増えてきていることも影響しています。

そして、SDGsの課題と組織の関係を考える時には、組織だけでなく、個人としても世界の課題とどう係わっていて、自分は何を通じて社会と繋がっているかを考えるきっかけにもなります。そうすることで、自己肯定感が高まり、仕事に関するモラールのアップが期待されます。どんな未来を築きたいのかが個人レベルで腑に落ちるということだと考えます。

ゆうあいセンター CSR図書コーナーの一番上の棚は、SDGsブロックです。
新し書籍や新しい情報を収集中です。「そうだったのかSDGs」や「企業のSDGs取組み指針」などを配架しています。今後も順次増やしていきます。相談も随時お受けしていますので、SDGsコーナーをご利用ください。
今月末(2018年6月)には、岡山でSDGsに取り組む団体のネットワークが設立される計画です。
詳しい情報は、月末以降でお伝え出来ると思います。こちらの方もご期待ください。

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