倉敷 水島地区で企業のCSR勉強会開催
活動・取り組みその他倉敷市
こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
今回は、地元倉敷市 水島地区で開催されている「企業のCSR勉強会」を紹介します。
公益財団法人みずしま財団が事務局を務める「環境学習を通じた人材育成・まちづくりを考える協議会」は今年3月より、「企業のCSR勉強会」を開催されています。
地元水島地区の企業を中心に、関心のある市民、行政などが勉強会に参加されています。
去る9月29日に、第2回勉強会が開催され、ゆうあいセンターCSR相談窓口に講演依頼があり、
市民やこれからCSRについて取り組みをする地元企業などに対して、分かり易くCSRを伝える
事を目標に「CSRの概要、動向、県内事例の紹介という構成で講演をさせて頂きました。
冒頭、CSR(企業の社会的責任・対応)は一体何で、なぜ今CSRの取り組みを行う必要があるの?
という疑問にお答えするところから始めました。
→ 私たち人間もそして、企業も誰一人自分で行き行くことはできません。必ず地球の恩恵(環境・生態系・資源)に与かっています。
ところが、地球に住むすべての生物は、私たち人間の豊かさを必要以上に求める暮らし方(生産活動・消費活動)によって引き起された「地球温暖化」による悪影響により、危機に立たされています。
2015年に国連で合意した、温室効果ガス削減を各国が責任をもって実施しなくてはなりません。日本も2030年に26%(家庭や事務部門は40%)、2050年80%(2013年比)削減を約束しています。
地球温暖化だけでなく、現在人間社会には、解決すべき多くの社会課題も抱えています。
2015年9月には、上記の課題を解決するべく、国連参加国全体で、2030年までに世界全体で解決すべき17の課題、169の実施項目であるSDGS(持続可能な開発のためのゴール)が採択、共有されました。
そして、国や自治体に企業や市民全ての連携により、取り組むが求められています。
今年、ピコ太郎さんが国連「PPAP」をアピールしました。これはパブリック・プライベート・アクションフォ・パートナーシップ(公私での協働活動、協力のための公私活動)というPPAPです。
温暖化への対応だけでなく、持続可能な生産と消費、貧困の撲滅、教育の普及、森林と海の生物多様性と豊かさなど企業活動そして私たちの暮らしと大きくかかわる項目が目標に挙げられています。
日常生活ではなじみが無いですが、既に今年の私立中学の入試問題にSDGSの課題が試験問題として取り上げられています。今後、社会性を活かした企業の活動が求められる重要性についてお話をしました。
次に、前回のSGOKAYAMAでもご紹介したCSRレポートの傾向について説明をしました。
新しい流れとして、上記のSDGSと企業の事業活動の関わりについて言及する企業が増加傾向にあります。ネスレやコカコーラウエストの事例などを紹介しました。
また、社会課題は身近なところにも存在します。地元岡山の社会課題を知り、その解決に企業が、CSR経営という視点で、単独でなく、地元のNPO,NGOと協働して取り組む事で、新しいビジネスチャンスが広がり、社会からの信頼度もアップするという行動「グリーンオーシャン」について説明しました。岡山NPOセンターの社会課題紹介WEBサイト おかやまシェアウエブでは、地元の課題を確認することが出来ます。
最後にCSRの事例紹介として、企業のフードロス削減(食品廃棄物削減)と地元フーバンク岡山が取り組む「食弱者に対する食事提供」の協働を紹介しました。
ハローズが中心となって賞味期限前の食品をフードバンク岡山に提供、そこから地元の子ども食堂などに無償提供をして、地元の食堂が飢餓を救ったり、居場所をつくったりされています。
貧困に直面する日本人は6人に1人と言う現状があります。支援の輪は県内に拡がりを見せ、山陽マルナカ、ニシナ、さらにはハピーズ、生鮮館が参加、参加予定で、地元の食堂が直接取りに行くことで青果も提供できるようになってきました。自社の経営課題と社会の課題を共有することでビジネスチャンスに繋がっている事例です。廃棄コストの削減、燃焼によるCO2増加を未然に防いでいます。
以上のような内容をお話ししました。
後日アンケートでは、CSRを俯瞰でとらえることが出来るようになった。中小企業でも取り組める、
CSRをアピールすることも重要、もっと話を聞きたかった等のご意見を頂きました。
ゆうあいセンターでは、個別に企業や団体からの社会課題解決に向けた相談やCSR実施についてのサポートを行っています。遠慮せずにお声掛け、ご相談下さい。
