ゆうあいセンター所蔵 C S R書籍紹介 その3

地域課題・社会課題その他

Noboru Ogiri

こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
本年もよろしくお願いします。

新年あけて第1回目は、新しく入架した ソーシャルイノベ―ションマガジン オルタナ47号のご紹介です。
今回は2つの記事をご紹介します。1つ目は、企業・NPOに共通の課題として今後その取り組みを期待される「SDGS」(持続可能な開発目標)に関する日本の状況です。
2030年までに解決を図ろうとする世界共通の目標ですが、特に日本では、4つの課題への取り組みが遅れているとの指摘があり、企業・NPOが今後協働して取り組む事で、夫々にメリットのある成果が期待されます。
①目標5 ジェンダーの平等を達成し、全ての女性と女児のエンパワーメントを図る。
②目標14 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する。
③目標15 陸上生態系の保護、回復と利用、森林の持続可能な管理・砂漠化への対処、土地劣化の阻止、生物多様性の阻止。
④目標17 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバルパートナーシップを活性化する。

環境に関する問題が特に日本では、取り組みが遅れているということかも知れません。
上記の課題を身近な視点で考えると ①は女性の活躍のための子育て支援、就労支援などがすぐにも浮かびます。
②については、身近な瀬戸内海を昔の豊かな海に戻すための活動が期待されます。森、里、川、海に関係する人々の連携や森づくり、川ごみ・海ごみの除去など一見、自分とは関係なさそうでも実は「ポイ捨てをしない」から始まる関係の深い問題として考えることが出来ます。
③については、中山間地での耕作放棄地や獣害の問題、ペットの捨て去りによる外来生物の問題もあります。紙面では十分に具体的事例を説明できませんが、課題を「組織の自分事としてとらえること」で、身近に感じられるのではないでしょうか
上記の4つ以外にも13の課題があり、企業やNPOのそれぞれの活動がどう課題に関係するか一度分析し、自分たちにとって重要な課題を認識する事で、新しいビジネスチャンスや事業展開につながるのではないでしょうか。

今後ゆうあいセンターで社会課題の解決にむけて、企業・NPO,ボランティアが集い考える場を提供しようと準備を進めています。勉強会という形式からスタートし、共有課題を見つけて、マッチングに繋がればと考えます。

2つ目は、私たちの日常に欠かせない存在となっている飲み物「コーヒー」に関するものです。世界の貿易品で石油の次に来るといわれるものですが、ネスレやスターバックスコーヒーが、自社が提供するブラジル産のコーヒー豆が「現代奴隷の労働」として人権を侵している事が否定できないと発表しています。ブラジル以外でもコロンビア、グアテマラ、メキシコ、ケニア、タンザニア、ベトナムなど16カ国で児童労働の可能性があると挙げられています。
日本では、これまで殆ど意識されることの無かった問題ですが、カカオ豆や綿花などの換金作物においては、世界のあちこちで児童労働による製品が流通していると言われています。
私たちが安いものを求めることによって、人権侵害が起きているという不都合な事実があり、世界的な取組でそのような状況を変えていく方向にある以上、今後価格上昇になる可能性は高いのではないでしょうか。企業がサプライチェーンを持続可能なものにシフトして行くのと並んで、私たち生活者も今後の商品の選び方に変化が起きざるを得ないと思います。
こんな情報が掲載されたオルタナ47号です。企業、NPO・ボランティア、また1個人の立場でも有益な情報が入手できる1冊です。ゆうあいセンターにお越しの際は、是非ご覧ください。CSR図書コーナーに置いてあります。

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