企業とNPO・ボランティアの協働と社会課題の解決
地域課題・社会課題その他
Noboru Ogiri
こんにちは、ゆうあいセンターCSR相談員 小桐です。
今回は、企業とNPOの協働 =同じ社会課題について、立場の異なる団体がパートナーシップを発揮して取り組むこと について考えてみたいと思います。
■企業とCSRについて
企業が社会的責任を果たすのには、3つのステップがあると言われています。企業活動=本業とは別に企業が賛同する社会課題の解決する団体に、寄付をしたり、社員のボランティアを認め、ボランティア休暇を認める。これをCSR1.0 慈善と呼ぶ人がいます。
次に、企業の事業活動に関連する社会課題について、期間を決めたキャンペーンを行い、売り上げの一部や一定額を寄付する活動、現在材料調達段階で、環境などの負荷を減らす事などを行い、好印象や知名度アップに結び付ける行為、新規事業や新商品として取り組まれる場合もあります。これを、CSR2.0 本業を通じた社会貢献と呼んでいます。コーズ(リレーティド)マーケティングとも言われたりします。
そして、社会課題解決に向け、立場の異なるNPOや団体とテーマを共有し、本来の事業活動と連携しながら活動を行うことをCSR3.0 本業との統合と呼んでいます。
例としてあげるならば、森永製菓が1チョコ1スマイル と言うチョコレートを販売しています。これは、ガーナ産の児童労働でない、フェアトレードのカカオ豆を購入し、その売り上げが、NPO法人ACEという団体を通じ、ガ-ナでの児童労働解消のために、カカオ豆生産地で学校に通える児童を増やすというものです。知っている人は少ないと思いますが、現在、世界の多くのカカオ豆は児童労働によって生産されています。私たちが安価なチョコを食べ続ける限り学校に通えない子どもたちの数は増え続けます。
しかし、これは、大企業だから出来ることで、中小企業は関係ないと思われる方も多いのではないでしょうか?
中小企業の多くは、立地する地域と強く結びついています。小学校、中学校単位でのお付き合いが頻繁にあると思います。また、その単位のコミュニティには、公民館などがあり、様々な活動が行われています。地域として守るべき自然や伝統行事等もあります。
地元の様々な活動、地域課題を地元の方達と一緒になって、複数の企業が協働し、これまでと違う視点=新しいまちづくりや地域活性で課題をとらえて解決していくことも、その企業の存在価値を高め、地元に信頼され、安定した企業に繋がると思います。その為には、同じような課題を解決した事例やうまく進みつつある他地区の事例などを学びながら行うことが効果的です。
そうは言っても、情報収集には限界がある、上手くいくためのスキルやノウハウがないということも多いと思います。そのような時に、ゆうあいセンターを活用いただき、岡山県内、外で行われている事例紹介などを知って頂き、解決に活かしていただければと考えます。
NPO,ボランティアの立場から、言えば企業が本業で取り組む課題を共有することで、資金、技術・ノウハウなどが安定的に得られることも期待できます。今後、ゆうあいセンターCSRの相談窓口としては、情報提供以外に交流会・勉強会を定期的に開催し知識を高め、つながりを強くし CSR2.0、CSR3.0の推進により、地域課題の解決を目指す協働の取り組みの為の支援を行いたいと考えています。
現在、体制の整備中です、つきましては、情報提供や活動紹介、課題の相談などお待ちしています。遠慮なくご相談下さい。
