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特定非営利活動法人 タブララサ

NPO DATA

団体の目的 「タブララサ」はラテン語で「白い板」、「白紙の状態」という意味です。NPO法人タブララサは、おしゃれに楽しく、何にもとらわれない真っ白な心で、エコの要素を取り入れた街づくりのアイデアを実現していく20〜30代の若者のグループです。
人と人とをつなぎ、エコや環境配慮、岡山への興味のきっかけづくりを提案し、持続可能な方法で、岡山の街の活性化を図ることを目的としています。
テーマは、「岡山の1丱譽戰襯▲奪廖廖
環境問題や地域の活性化は、一部の人だけで取り組んで変化をもたらすことは難しく、多くの人ひとりひとりの考えや行動が変わっていくことで全体が変わっていきます。しかし興味が無い人にとって、自分は関係無いと思いがちです。タブララサのメンバーそれぞれも徐々に考え方が変わってきた経験を持ちます。変わる可能性のある人はたくさんおり、変わるきっかけも人それぞれ。音楽、アート、衣、食etc.、、、。そしてそのきっかけや、持続する方法は、強制や規制よりも、楽しいやオシャレといった方法のほうがずっと影響力があるはずです。自分の興味のある分野から少しずつ無理の無いペースで取り組んでいくこと、そのアイデアを出し続けるのがタブララサの役割であり、年齢・性別・職業などの垣根を越えて、たくさんの人が街づくりや環境問題に関われる場として存続していくことがタブララサの存在意味であると考えます。
多くの人が今より少しだけでも環境問題や自分たちの住む地域のことを考えること、それが岡山全体の空気となり、持続可能で魅力的な岡山を作っていくという目的につながると考えています。
団体活動・業務 現在、主に7つのプロジェクトに取り組んでいます。NPO設立当初から取り組んできた「リユース食器を使ったイベントプロデュース」は、エコをスマートに合言葉に、「エコスマ」と名付け、イベントからゴミを減らすことを目標として取り組んでおり、年間数十件の貸し出しがあり、来客数2万人規模のイベントなど大小問わず多くの利用実績がある。
2006年から行っている「西川キャンドルナイト」は、岡山市内の西川緑道公園で毎年ゴールデンウィークに行い、2013年で9回目を迎える。約2000個のキャンドルはすべてリサイクルの手作りで、多くの人たちがまちに関わるきっかけを作っている。スローな時間・空間を演出し、約1000人が集う。
2009年から3つのプロジェクトが加わった。「Happy Share Candle」では、結婚式で使ったあとゴミとなっているキャンドルをリサイクルし、生まれ変わらせ、「幸せのおすそわけ」をする。様々なイベントでリサイクルキャンドルを作るワークショップを行うことと、リサイクルキャンドルの販売がメインである。2013年4月より、新しいキャンドルの商品化を行い、キャンドルのある暮らしを提案していく。
エコプロデュースとしては、「旅館×エコ」として旅館のエコを含めた運営をプロデュースしている。ペレットストーブの導入、エネルギー診断、オーガニックカフェの設置など、タブララサのつながりを生かしたコーディネートを行っている。
「白石島プロジェクト」は、岡山県笠岡市の笠岡諸島のうちの1つである白石島に通い、島の公民館で行われている手織り教室の人たちとともに、棉づくりから関わり、種から布までになる一連の取り組みをしている。島おこしのきっかけを作るため、そうした島へ通う中で、島の外の人間にできる島との関わり方を考え、冊子作りや情報発信、また綿から入った活動はキャンドルコーディネートにまで発展している。
「キャンドルコーディネート」は、様々なキャンドルを使ったイベントと関わり、キャンドル円首都を行っている。日本三大庭園の後楽園で毎夏に行われいる幻想庭園や瀬戸内海にある直島の火まつり、白石島での白石踊、犬島ジャンボリーなど、県内外のイベントでキャンドル演出をしている。
2013年4月から始まる有機生活マーケットいちでは、そのマーケット運営を担う。西川緑道公園を中心に行われる街中でのマーケット開催であり、県内をはじめとする生産者、飲食店など約60店舗が毎月1度集まって開催し、岡山のやさしい暮らしを提案していく。そのための、ゴミの出ないイベントにしていくことやボランティア運営を行う。
設立以来の
主な活動実績
岡山市の中心に位置する岡山駅より徒歩約5分、岡山市街地の中心にある西川緑道公園とその付近の活性化を目的に、2003年に岡山商工会議所と岡山市観光協会により「西川倶楽部」が結成され、その活動部門を担当していた若い世代のグループが前身となり、2004年にNPO法人タブララサが結成されました。
西川緑道公園は、街の中心地に位置する水と緑が豊かな場所です。現在は再整備工事により公園としてとても使い易くなりましたが、2003年当時は剪定されていない木々がうっそうと茂り、夜歩くのが怖いという声が多く、落書きや老朽化したベンチは使用できない状態、ゴミのポイ捨てなどマナーの悪い例が多くありました。また、街の中心地にあるにも関わらず素通りをしてしまう、人通りの少ない公園でした。
そこで、西川倶楽部では月1度の清掃活動をしたり、西川の良さを多くの人々に知ってもらい、このエリアに人を呼び寄せるために、オープンカフェやライブ、アートイベントなどを開催していました。そのイベントなどを担当していたのがタブララサの前身となるグループです。活動が頻繁になってきたこともあり、単なるサークルではなく説明責任のある法人格を取り社会の中で活動していこう、となり、NPO法人化となりました。
活動のなかで、毎回イベントの後にできるゴミの山を目の当たりにしました。ゴミの大半が飲食容器ゴミであることに着目し、当時中四国で初めてリユース食器(洗浄して何度も使用できる食器)を取扱い始めました。
そこから「まちのにぎわいづくり+エコ」というテーマを持ち始め、リユース食器の貸出やイベントのエコ運営のコーディネートをする「エコスマ」部門が始まり、続いて西川エリア活性化のために、エコの要素があり自分たちがステキだと思うイベントを継続させようと始めたのが、「西川キャンドルナイト」です。最も力を入れるこの「西川キャンドルナイト」の当日は約60名のスタッフが集まっています。それらから派生したもの、また様々な人との出会いにより、現在は「Happy Share Candle」「キャンドルコーディネート」「ラサ×白石島」「エコプロデュース」「有機生活マーケットいち」が加わり、7つのプロジェクトに於いてたくさんの人が楽しみながら街づくりに関われる場となりました。

<代表者略歴>
理事長 河上 直美 
2004年タブララサに関わりはじめる。2007年理事長就任。
現在、環境省3Rマイスター、岡山市環境総合審議委員、岡山市北区区づくり推進委員、いち実行委員会共同代表としても活動している。
現在特に力を
入れていること
2012年度に商品開発を行ったHappy Share Candleの本格販売を2013年4月から行う。岡山県内の約10店舗での販売、ネット販売等を行い、幸せのつまったリサイクルキャンドルというコンセプトで商品化し、実際に灯してもらえるようなキャンドルのある暮らしを提案していく。現在はそのためのマーケティング、広報戦略等を検討中である。
有機生活マーケットいちは、2011年から試行的に実施してきており、それの定期開催を開始する。
岡山だけにとどまらず、生産者同志をつなぐなどし、コラボ商品の開発を行い、県外へも岡山産の商品を届けていくコミュニケーションを行っている。
また、タブララサで制作している「ラサッシ」という紙媒体は現在vol.2まで発行されている。vol.1はタブララサの活動紹介、vol.2ではタブララサが生まれたきっかけの場所である西川エリアの約10年を振り返り、西川の今とこれからをまとめた。特にvol.2は15件の取材を行った。B5版32ページであり、300円で販売している。
2014年秋に岡山市で行われるESD国際会議に向けた岡山の発信として、ラサッシの英語版を制作する。海外から来日される人たちへ岡山の魅力やタブララサの活動を英語圏の人たちへも伝える冊子を制作する。
2013年5月に9回目を迎える西川キャンドルナイトは、それまでにまちや岡山のことに興味がなかった人、また興味があったけれど関わり方がわからなかった人たちとともに、より多くの人たちで作っていけるものへとレベルアップを図っていく。
今後の活動の
方向性・
ビジョン
行政との
協働の実績
■エコフェスタ岡山でエコスマシステムを導入
・受託先:岡山県
・内容:飲食ブースでのリユース食器使用のコーディネートと当日運営。
(2006〜2008年。その後エコ&フードフェアと名称が変わり、2009、2010年参加。2011年より県の予算都合によりイベント未開催。)

■全国都市緑化フェア岡山 西川サテライト会場にてキャンドルナイト開催 
・協働:岡山市都市整備局(2009年5月)

■西川パフォーマー事業
・協働:岡山市都市整備局(2010年〜)
・内容:西川緑道公園の市民による活用方法を考える、岡山市都市整備局庭園都市推進課が、西川パフォーマー制度を制定。審査会で選ばれた市民・団体は、市と協働して西川緑道公園でイベントを開催することができます。タブララサのキャンドルナイトはパフォーマー事業として認められています。

■岡山市芸術祭 西川会場にてリサイクルキャンドル作りワークショップ開催
・協働:岡山市経済局(2012年)

■ESD(持続可能な教育のための教育)の取組
・協働:岡山市環境局(2012年〜)
・内容:市役所主催のESD公開イベントにおいてオランダの団体とのスカイプ対談を担当。(2012年7月)

西川緑道公園で活動するにあたり、特に岡山市都市整備局庭園都市推進課との関わりを持つようにしています。同課が担当する西川パフォーマー事業のルールとして、「イベントではゴミを出さない方法を考える」、「リユース食器の使用を勧める」とのルールを盛り込んでいただき、共に持続可能な街の活性化について考え取り組んでいます。
行政、NPO、それぞれ得意・不得意分野があります。それを補い合い、双方利点があるよう協働して動けているモデルとなるのが西川エリアだと考えています。
また、ESD(Education for Sustainable Development / 持続可能な開発のための教育)について、岡山市は世界の中でも有数の拠点都市のひとつとなっています。ユネスコが定めた「ESDの10年」の最終年である2014年には、岡山市で国際会議のオープニングイベントがあることもあり、岡山市環境局が特に力を入れているESD活動において、タブララサは若い世代に発信する団体としてESDに関わっています。
代表者 河上 直美
所在地 岡山市北区
設立年月日 2004年3月3日
電話番号 086-246-6266
ファックス 086-246-6266
メール nporasa@gmail.com
URL http://nporasa.blog112.fc2.com/

※この情報は、「canpan」から提供されたものを基本としています。

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